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なのなの の (何でも書く)ノート ※ホントに何でも書きます

WSL2とDocker for WindowsでRe:VIEW原稿ビルドやっていき

本日はタイトルどおりです。
長らくWindowsでは面倒だったRe:VIEWのビルドがWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)の力であっさりできるようになったので、 その方法をメモ書きします。

確認環境

今回は手元にあるSurface Pro4(Windows 10 Pro 64bit)で実施しました。
このためにMay 2020 Updateを適用しました。

Re:VIEWビルドまでの道のり

Windows10にMay 2020 Updateを適用する

Windows Updateを実行してみて、アップデート通知が来ていればそのまま実行。 来ていない場合も手動でダウンロード*1すれば適用可能です。

が、案の定特定の環境下では不具合が起きている*2ようですので、 何かあっても諦めのつくPCでやりましょう。

WSL2を有効にする

無事にアップデートできたら、Microsoft公式が公開している手順に従ってWSL2が使えるようにします。
途中任意のLinuxディストリビューションをインストールする作業がありますが、 今回はUbuntu 18.04 LTSを入れてみました。

docs.microsoft.com

Docker for Windowsをインストールする

公式サイトのドキュメント(英語)に従って、DockerのクライアントであるDocker Desktopをインストールします。

docs.docker.com

WSL2の有効化とDocker for Windowsのインストールがわかりにくい場合、 こちらの記事も参考にしてみるとよいです。

qiita.com

いざRe:VIEWの原稿をビルド!

動作確認のために、 技術書界隈では定評のあるRe:VIEW執筆環境であるTechBoosterさんのテンプレートをビルドしてみましょう。

github.com

Clone or Downloadで直接masterブランチの内容をデスクトップにダウンロードして、解凍しておきます。

PowerShellを起動し、ダウンロード&解凍したmasterブランチのディレクトリへカレントディレクトリを移動、 何も考えずにwslと打ってWSLを立ち上げてみましょう。

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wslコマンドで一気にUbuntu(WSL2)の世界へ

あとはLinuxMacなどでDockerを利用してビルドするように、 リポジトリのREADME.mdにあるとおりのコマンドを実行します。

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ビルドできた!!!🙌🙌

やってみて

WSL2が使えるようになる前の場合、 Dockerを動かすためにWindowsをセットアップするのに一苦労、 Dockerが使えるようになっても直接シェルコマンドは使えないので試行錯誤してさらに一苦労、 という独特のハードルの高さがありました。

ですが、WSL2という強力な武器のおかげで難なく使えるようになったのは、 これからRe:VIEWで技術書(に限ったことはありませんが)を書こうとしているビギナーに朗報と言えます。 いやあ、ホント世の中便利になったわぁ……。

WSL2ばんざい!!!🙌🙌