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なのなの の (何でも書く)ノート ※ホントに何でも書きます

私とシンカリオンスタンプラリーとの攻防録、あるいはその攻略ポイント

既に20日ほどが経っておりますが、 新年あけましておめでとうございます。
本年も私共々当ブログをよろしくお願い申し上げます。

2018年に放送されたアニメ作品の中に 新幹線変形ロボ シンカリオン(以下、長いので「シンカリオン」)という作品があります。 元々はJR東日本のプロパティライセンス事業という 「本業以外でも売れるものを持っておこう」的なIP事業で生まれたもので、 アニメの評判がすこぶる良かったため劇場版が製作され現在大ヒット上映中の作品です。

そんなシンカリオンですが、 アニメの放送中からJR東日本のコラボスタンプラリーが何度か企画・開催されており、 現在はJR東日本仙台支社が企画した第4弾が開催されています。

このスタンプラリーにこれまで私は挑み続けており、先日第4弾も完全制覇で終えてきたところです。 今回はその戦い(?)の記録と、そこから分かった攻略のポイントを備忘録的にまとめてみることにします。
(あくまで参考資料です。確実な完全制覇を保証するものではありません)

これまでのスタンプラリー

先日終えてきた第4弾の話をする前に、軽くこれまでのスタンプラリーについて触れておきます。

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並べてみると、案外壮観だったりする

第1弾: 2018年11月

記念すべき第1弾は上野東京ライン湘南新宿ラインを中心とした7か所(7駅)で開催。 各駅が3つのエリアのどれかに分類され、各エリア1駅以上スタンプを集めた状態で景品を交換する優しいスタイルでした。 ただし、この時点から駅ではない鉄道博物館*1もスタンプがある真のゴールがあるという変化球は存在しており、 コンプリートの難易度は少々高く設定されていたように感じます。

【1/19訂正】第1弾では鉄道博物館にスタンプは無く、特定条件でダブルチャンスの抽選ができるという仕組みでした。

第2弾: 2019年3月

「大宮支部編」と題した第2弾では、突然スタンプ台設置ポイントが24か所と激増。 さらに北端が黒磯(栃木県)、南端が川口(埼玉県)、川越線武蔵野線、 果ては日光線まで召喚された恐ろしい規模で開催されました。 1時間に1本という日光線と、閉館時間というタイムリミットがある鉄道博物館のスタンプをどう攻略するかがポイントでした。

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北に行くほど過酷になるスタンプラリー

第3弾: 2019年11月

劇場版公開を記念し、通常のスタンプラリーと謎解きを組み合わせた13か所(13駅)で開催。 3つのエリアのスタンプを規定個数集めるという原点回帰スタイルに戻りつつも、 これまで登場しなかった高崎線横須賀線逗子駅)が登場し、大宮を軸とした北側の往復に骨が折れる構成でした。
また、後半からは特定の駅にある謎を解いてスタンプ台紙に仕込まれた謎を解くという謎解きにもチャレンジできる、 1イベントで二度美味しいラリーになっています。

今回の特徴

「in 東北」と題して開催されている(2020年1月現在)第4弾は、 主に次のような特徴からこれまでとは一線を画しています。

開催エリアが東北地方

JR東日本仙台支社の企画ということで、スタンプ台設置ポイントが東北地方の各県に散らばっています。 これまでは最大でも神奈川〜栃木の関東一円で収まるエリアでしたので、かなり大きくなりました。

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明らかにエリアの範囲がおかしい

新幹線改札内に置かれたスタンプ台

一般的なスタンプラリーではスタンプ台の設置場所は改札の外になっているのですが、 今回は全てのスタンプ台が新幹線改札内に設置されています。 従って新幹線に乗車して押すか、入場券でわざわざ改札内に入る必要があります。 *2

シビアな景品交換条件

各県にある景品交換ポイントではアクリルスタンドと景品交換ができるのですが、 その条件が当該駅+他の景品交換ポイントでのスタンプをスタンプ台紙に押してあることという、 必ず2か所以上回っていないと交換できない少々困った条件になっています。 裏を返せば、景品交換ポイントのうち1か所だけは二度訪れる必要があるということです。

で、結局どうやって攻略するのがいいのか

先日攻略してきた際の経験から、 これからチャレンジしてみようとしている方へのポイントを挙げてみました。

1日で終わらない前提で計画をしておこう

スタンプを押すだけであれば(始発から終電の間に移動し続ければ)全駅制覇は可能かも知れません。 ですが、景品を交換することを考えると1日で終わらせることはほぼ不可能*3です。 最低でも一泊二日の日程は考えた方が良いでしょう。

私がチャレンジした際は1月の3連休をチョイスし、 仙台を基準に北側/南側それぞれで一泊二日の日程とすることで制覇してきました。 仙台を基準点に置いたのはエリア的にだいたい真ん中であることと、 中核都市なので宿が取りやすいことが主な理由です。 それと個人的な理由として知り合いに会える可能性が高い*4こともあります。 別に仙台でなくても、盛岡や福島あたりも(秋田・山形新幹線の分岐地点に当たるので)良いかも知れません。

秋田・山形新幹線に注意

秋田新幹線山形新幹線は在来線区間を新幹線が走行するミニ新幹線という規格で運用されているため、 地方ローカル線のダイヤ感覚でいないと痛い目に遭います。 山形新幹線に至っては2時間まるまる次の列車が来ない*5時間帯があるため、 1日の始めか終わりにしておくなど気をつけて計画するのが賢明と思われます。

新幹線移動にこだわりすぎない方が良い

特に東北圏以外からチャレンジする人に言えることですが、 スタート地点に到着するまでの移動時間は無駄にできないものです。 新幹線以外の交通手段を選択すると改札内にあるスタンプが押しづらいという難点はありますが、 移動時間を節約することを考えると、高速バス等を利用してショートカットするのも意味のある選択といえます。

今回私のチャレンジでは1日目のスタート地点(秋田駅)までの経路を深夜バスで、 2日目の仙台駅⇒山形駅を高速バスでショートカットすることで、全体として効率よく回ることに成功しました。

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大学生以来の深夜バス召喚は、今から考えれば適切な選択だったかと

まとめ

ある意味「JR東日本仙台支社からの挑戦状」とも言える過酷なスタンプラリーですが、 スタンプラリー終了までまだ1ヶ月あります。 用意周到に計画を立ててチャレンジし、是非完全制覇してみてください。

ちなみに、完全制覇すると各駅で交換したアクリルスタンドを使って遊べるすごろくセットが後日郵送でもらえるらしいです。
やる相手がいない...。

*1:当然ながら、入場料が必要です

*2:新幹線に乗らずにスタンプを集められてしまう懸念対策でしょうか...?

*3:一部駅の景品交換場所は、早いと17時半に閉まってしまうため

*4:結局は都合が付かずに会えませんでしたが...

*5:https://ekitan.com/timetable/shinkansen/section/201/sf-994/st-1247?dt=20200119