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なのなの の (何でも書く)ノート ※ホントに何でも書きます

Kotlin Fest 2019に行ってきました

そろそろ暑さもヤマを越えたかな?と思うような気温も感じられるようになった今日この頃。

国内最大級(たぶん)のKotlinカンファレンス「Kotlin Fest 2019」に参加してきましたので、感想も兼ねたレポを書いてみることにしました。

Kotlin Festって何よ?

kotlin.connpass.com

「Kotlinを愛でる」をビジョンに、Kotlinに関する知見の共有と、Kotlinファンの交流の場を提供する技術カンファレンスです。

という紹介文にあるとおり、Kotlinを使うエンジニアが集うカンファレンスです。 昨年8月に第1回が開催され、今年が2回目です。

なんで行ったの?

主な理由は

  • Kotlinに関する最新情報を仕入れたい(建前)
  • 普段あまりKotlin触ってないのでKotlin熱を上げたい(本音)
  • Kotlinエンジニアと交流したい(超本音)

カンファレンスに何を求めるかは人それぞれですが、 私は(自分が登壇しないときは)情報収集が半分、エンジニア交流が半分くらいのノリで参加しています。

時系列でふりかえるKotlin Fest 2019

「去年は朝ご飯出たよなぁ……」なんてことを思い出しつつ、時間に少し余裕を持って自宅を出ました。 道中駅ナカのコーヒーショップで朝ご飯を軽く食べ(←結局食べてる)、会場到着が約15分前。 到着して早々、furusinさんと春のDroid Kaigi以来の再会を果たしました。 この日もディズニーのユニフォームがよく似合ってました。つよい。

受付はちょっと押し気味で開始で、意図したわけではありませんが一番乗りを達成。 やっぱり朝ご飯代わりのハンバーガーとバナナがありました。 食べたけど。

オープニングセッション

長澤太郎さんによるオープニングのあと、特別ゲストとしてJetBrains社のSvetlana Isakovaさんによる 「Kotlinの最新情報」を概略したオープニングセッションがありました。 Kotlinの進化の根底にあるKEEP(Kotlin Evolution and Enhancement Process)の話や、 実験的機能として導入されている各機能の概要など、最新情報のキャッチアップにはもってこいのセッションでした。
(そのせいか、あとのセッションで発表予定のテーマがフライングされてしまったとかなんとか。)

speakerdeck.com

お昼

Kotlin Festはお昼ご飯が出ません。 幸いにも会場周辺は飲食店も多いですから、出ない方が他のところにお金をかけられるので理にかなっているように思います。 去年はぼっちめしをかましてしまったのですが、今回はfurusinさんにホイホイついていくことでワイワイガヤガヤとお昼することに成功しました。 まだまだエンジニアの人間関係がよわよわな私には、こういう場が大変貴重です。

公募セッション

基本的には自分の好みのままに聴くことにしました。
以下、聴いてきたセッションとひとこと感想です。

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昨年もあったコルーチンの概要2019年版。stableになってから破壊的変更が入った分や新機能をいい感じにおさらいできました。

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AndroidでKotlinやっていき! by やんざむ大先生。新規というよりは既存プロジェクトにKotlinをつっこむ方法重視の実践的内容でした。

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にわかに熱を帯びるKotlin MPPに入門するセッション。ビジネスロジック部分をモダンに書いて共通化という発想は、Clean Architectureと相性がよさそうと思いました。

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イマイチ話題にならないKotlin/JSがここまで使えるんだという実践話。作例として紹介された「アイマスの小鳥さんがKotlinを教えてくれるサイト」にざわつく私。

LT大会

(立ち見が出るくらいに)大人気の5分LTも聴いてきました。 個々の内容には触れられませんが、時間が短い分皆さんの熱量とKotlin愛は高かったように感じました。 あと、内容のニッチ感がものすごくLTらしかったですね。 Kotlinかわいい!(←と言ってLTを終わらなければならないルール)

懇親会

昨年の懇親会で仲良くなった方と再会したり、先に転職してしまった元先輩と近況を語りあったり、 公募セッションで小鳥さんとKotlin/JSを語ったにしこりさんとその場で意気投合したり、 今回も初対面の方とざっくばらんな話題で交流ができました。 技術自体にアンテナを張っておくことは大事ですが、そのためには人間関係って欠かせないと思うのですよ。 懇親会って、そういう人間関係を作るための場だというのが私の持論です。

Kotlin Festには、会話の輪に誰でも入れるよう輪の一部を開けておくという「パックマンルール」(形が似てるの、わかります?) というのがあり、このルールも相まってスッと輪に入りやすいというのが大変嬉しかったりするのです。 ほら、知り合いがいない状態で参加して、会話の輪に入れないと辛いじゃないですか。 そういうときにありがたいルールです。

二次会

懇親会終了後、furusinさんとそのお知り合いの方々とそのまま二次会に。 ほとんどが関西から参加されている方々(しかもほぼ年上)ということもあり、 関西地方での勉強会開催の難しさやエンジニア事情を教えて頂きました。 関東一極集中とはよく言ったものの、エンジニアの世界でも例外ではないんだなぁと痛感しました。 そういえば、高校の同期も大学は関西に行ったけど転職してこっちに来たんだったなぁ……。

まとめ

Kotlinと聞くとAndroidを思い浮かべがちではあるのですが、 Kotlin Festの参加者層を見てみると、Android以外のプラットフォームで使っているユーザーが結構多く、 Kotlin MPPの成長も相まってこの傾向はしばらく続きそうです。

いまのところ来年の話は出ていませんが、この勢いなら来年も開催されるでしょう。 どんなセッションが聴けるか、今から楽しみですね。

なのさんを探せ!(難易度: 超簡単)